スイッチミーは、開発担当が眠れなくなって誕生しました。
SWITCHmeは、2017年春にできました。
睡眠に着目したのは、私自身も突然眠れなくなってしまったからです。
真夜中、ベッドの中で1時、2時、と時間が過ぎていく中で全く眠れないのは、恐怖でした。明日の予定のことが頭をよぎり、さらに苦しくなって……。
4時過ぎぐらいでしょうか。明け方にやっと眠れる日が続きました。ちょうどそのころ、別の目的で試作していた、だいだいの香りを嗅いだら、心が落ち着きその日スッと眠れたのです。
もともと、伊豆のまちおこしでマルシェを運営し、出会っただいだい(ビターオレンジ)。
全く違う方向で途中まで商品を作っていたのですが、すべてストップ。白紙に戻し、眠りに役立つのか、徹底的に調べるところからやり直しました。
でも、自分だけに役立つ商品をつくっても広がりはありませんから。そもそも眠りに悩んでいる人がどれだけいるのかわからなかったので、インタビューを実施。その結果、眠れずにずいぶん悩んだり、つらい思いをしている方が多いことを知りました。
インタビュー中、「私だけ苦しいんじゃないんだ」と聞く担当自身も、聞かれる側もほっとしたり、泣きそうになったり。そんな方たちのご意見をいただきながら、香りの微調整をくり返して誕生したのが、このSWITCHmeのミスト。
ブランドの最初の商品です。 私には叶えたい未来があります。 どうしてもこの商品を世に出したいと思っているのは、叶えたい未来があるからなんです。このミストで眠りに悩んでいる人と、生産者さんをつなぎたいんです。だいだいは、昔はお正月のお飾りとして、ポン酢用のお酢として使われていました。
でも、今はお飾りとしての需要も減りポン酢もコストの安い醸造酢に変わり需要が激減。生産量も右肩下がり。役目を終えたと判断され、果樹園も放置され荒れはじめてきています。
でも、違う使い方で未来が見えれば、作る人も、使うひとも幸せになれるんじゃないか。
そんな幸せが巡るしくみを作りたいんです。
想いをぎゅっと香りに閉じ込めて。あなたの手元に届き、役に立つことができたら、こんなにうれしいことはありません。
あなたの眠りが変わる、きっかけになれますように。
SWITCHme 開発担当 植田翔子